明治期・海外向け作品

ちりめん絵は欧米での人気に伴い日本の風物を取り入れた多様な作品が明治10年代から盛大に輸出されました。ゴッホやマティスが手にしたちりめん絵の多くはこの種のものであり、国内では売られなかったので知られていない作品がほとんどです。  これらは従来の繊細で優雅な浮世絵と違って稚拙な絵柄とどぎつい色彩が特徴ですが、これが西欧の画家に強い影響を与えたという点が意外であり面白い事実なのです。

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