貴重品!藤田嗣治・署名 P.クローデル献辞 「東洋の認識(東方所感)Connaissance de l'est」仏文 自刻木版画 口絵肖像とカット118点 ポール・クローデル著 [限定1960部の1253番 1925年]
「東洋の認識(東方所感)Connaissance de l'est」仏文 19×13cm ポール・クローデル著 237頁 限定1960部の1253番 1925年 自刻木版画 口絵肖像とカット118点
藤田の初期の作品で朱色の口絵と多数の白黒版画カットが入っています。
この本は著者 P.クローデルの献辞・署名と藤田の口絵サインと献呈されたM・ルキエンの蔵書票および四角の漢字蔵書印(「留喜園書」)が押されている大変珍しい作品です。外国人が自分の名前に漢字を当てるのは古くからあり、日本語学者のL・D・ロニーは著作の和文タイトルに「羅尼」と記していますし、明治期に日本で活躍した画家のG・F・ビゴーは版画などに「美好」と署名していますが、蔵書印を漢字名で作らせて使用していたのは類例がなく、非常に珍しい資料だと思います。
ルキエンは藤田とクローデルの共通の友人であり、1934年に「日本の人口問題(Le problème de la population au Japon)」という本を出版しています。藤田の署名に「1934」と記されているので、その本の出版記念にクローデルが自作に署名して献呈した際に藤田も一緒に署名したものでしょう。改名以前の藤田のサインは横文字で「Foujita」漢字で「嗣治」と書かれ、漢字は活字のように丁寧に書かれるのが普通ですが、ここでは珍しく崩した字体になっています。
コンディション:背の上部の革部分に傷みがあり、表紙の絹装に薄い汚れがあります。本文は汚れや傷みがほとんどなくきれいな状態です。
本の間にポール・クローデルの自作詩集「百扇帖」の新聞記事が挟まっています。この本は珍本で当店で販売しています。

販売価格: 138,000円(税込)