珍奇函付(with uncommon book case)「東方からの詩の挨拶」 初版・特別元函・美本(独) カール・フローレンツ Karl Florenz”Dichter-Grusse aus dem Osten [明治27年(1894)長谷川武次郎]

ちりめん本「東方からの詩の挨拶」明治27年初版・特別函入り・美本 

この初版本には2種類の函があります。一つは象牙の爪が付いた帙型の通常品で、もう一つは爪がなく今日見られる本の外函と同型で、蓋が付いている珍奇なものです。長谷川本に函が登場するのは日本昔話のセット品が最初ですが、カール・フローレンツの単行本に付ける函は定形がなかったので、当時日本で普通に見られる外函に蓋を付けたものを第一号として試作したものと思われます。しかしこのタイプの函は帙型と違って上下からの日光やチリの侵入を防ぐ利点はありますが、表紙の柔らかいちりめん本の出し入れには極めて不向きだったので、初版の販売中に帙型のものに変更されたようです。  そういうわけでこの外函はこれのみで消え去った特別品なのですが、さらにこの函はデザインも独自のもので表には日本語とドイツ語の表題が洒落た字体で記され、裏面には色鮮やかな朝顔の花というすっきりした図柄で大変魅力のあるものです(2枚目の写真参照)。

サイズ:19.6×15.75cm 97頁 厚さ3cm 函には部分的な薄いしみと周辺に少し傷みがあります。特別な外函に入っていたのでコンディションは極上で表紙と裏表紙の端に少しシワがありますが、本文は全く新品同様で100年以上前のものとは思われぬ最美品です。


 Karl Florenz”Dichter-Grusse aus dem Osten" 1894.This first edition has two types of book case. One is the common product of Chitsu type with a nail of ivory and another novelty is this one ,that is ,simple board case with small lid.At this period there was no fixed form of book case in Hasegawa production, so he put a lid on book case commonly found in Japan at that time.It seems to be a prototype of an issue first. The benefit of preventing the entry of dirt and sunlight from above and below. On front of the case title is written in Japanese and German and on the back the flower of morning glory pictured in very attractive and vivid style.
Condition: a little damage around the case and partial thin spots.The cover a little wrinkled at the end but others perfect and very beaytiful as good as new.

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販売価格: 165,000円(税込)

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